お局対策

理不尽?A先輩とB先輩に教えてもらった看護技術やルールが違う!

病棟にはたくさんのマニュアルがあります。

でもそれに従って看護をしているところはどれだけあるでしょう。

マニュアルの最終の改定日が5年以上前とかありえそう(笑)

新人看護師になったときや異動・転職後にフォローが付いて仕事を教えてもらうことが多いと思います、

毎日必ずプリセプターである可能性は低く、いろんな先輩看護師にフォローについてもらっていると思います。

昨日A先輩に教えてもらったことと、今日B先輩に教えてもらった看護技術が違う‥‥

え、え、どっちが正しいのー

ってなることってあると思います。これ本当に困りますよね。

どう対処したほうがいいのか・なんでこんなことが起きるのかをお伝えしようと思います。

教えてもらった看護が違う!どうしたらいいの?

素直に伝える

看護技術は、マニュアル化されていても、人によって微妙にやり方が違うので戸惑うこともあると思います。

A先輩に教えてもらった通りにしたのに、なぜかB先輩に指摘されても

「いや、前にA先輩にフォローしてもらったときにこう教えてもらいまして…」

素直に伝えましょう。

なんか告げ口してるみたいで嫌でしたが、事実なので自信を持って言っていいです。

どこが違うのか、どちらが正しいのか、このやり方ではだめなのか?

聞けそうなら聞いてください。

もしめちゃくちゃ面倒くさい先輩であれば、あえて波風立てずにその人のやり方に従ってください。

そして自分でもその看護技術についてマニュアルや参考書で探したうえで、後日、A先輩や聞けそうな先輩に事実確認してみましょう。

マニュアルを確認する

基本的には、病棟が作っているマニュアルに沿って行っていくことが大切です。

一度マニュアルに立ち返るなりしても答えがないなら、上の人に聞いてもらうなども必要です。

あとはマニュアルを確認しておけば、指摘されたことも「マニュアルにこう記載してあったので」と伝えるのもありです。

マニュアルだけ人間になってしまうのは困るので、これは本当に看護としていいのか?という疑問ももって実施してくださいね。

何年目になっても、いつも通り看護をしていても「なんでこのやり方なの?」と聞かれることもあります。ちゃんと根拠とアセスメントがあって、患者さんに害がないならいいんです。

そしてマニュアルが改訂されていないことがわかったり、先輩が勘違いしていることもあるので、基準であるマニュアルに立ち返るはとても必要です。

怒られたと思わない

指摘されると、自分が間違っていたのではないかと不安になったり怒られたと感じる人もいるでしょう。

でも患者さんに害がないのであればいいんです

教えてもらった通りやマニュアル通りに行っているのですから。でもたまに看護観の差で衝突することもあると思います。私は、根拠を持って患者さんにその看護技術を行っていて、患者さんに害がなければ、いいと思っています。正解という概念がつけにくいのが看護業界です。諸先輩たちはなぜが自分の看護を押し付けがちですが・・・・

例えば、洋服の着脱は、麻痺があるときは健側→患側、患側→健側って感じに書いてあっても、入っているデバイスや今の向き、洋服の素材で変えてもいいんです。

それを守ろうとして、患者さんに負担がかかるようなことがあるほうが???ってなりませんか?

どうしてこれが起こってしまうのか?

マニュアルが統一・浸透されていない

マニュアルを確認するときって、新人の時か指導についたときだけって思いません?

あとは処置する頻度が低いものとか。

マニュアルが改訂されていないことも多々あるんです。

「あーこれ古いやつだね。」「〇先生がいたときはこのやり方してたんだけど、今は違う」とか、言われたことないですか?

みんなマニュアルを基本としていないことがうかがえますよね。伝聞で伝えていったりすることもあると思います。そして、マニュアルを改訂していても浸透するまでにものすごーーく時間がかかるんです。

周知するまでに時間がかかったり、周知しても忘れてしまう人とかいるんです。一度覚えたことを変えて定着させるって結構時間も労力もかかるんです。

「もとのやり方のほうがいい」と変えられない先輩とかいたりもするんです。

クリニックとかで数人だったら浸透率は高くなるとおもうのですが、10人以上のスタッフがいるところは大変ですよ。むしろ改訂自体もとても大変だったり。

あとはマニュアルが何か所にもおいてあって、それぞれが違うバージョンのマニュアルが挟まっていたりすることもありますよね。

どれが本当かわからないやつですね。昔のバージョンを最新と信じてみたら違ったとかもあり得るんですよ。

基本を教える先輩と応用を教える先輩

どっちが正しいの?

って思うことって結構、応用や自分のやり方を基本として教えてくる場合が多いのです。

その先輩の応用編って感じですよね。もちろん看護技術のちょっとした時短や工夫を教えてもらえるのはありがたい。でもそれを押し付けようとしてくるから困る。

この先輩の前では、これすると怒られるからしないでね。みたいなこととかありますよね。

基本の手順や根拠を伝えたうえで、「こうやるとやりやすいよ」とか付け加えて、それを強制しないのが一番いいですよね。

基本の処置を経験して、自分でこうしたほうが患者さんが楽かもとか考えることも大切ですしね。これが個別性のある看護を考える1つなんですよ。

もし突っ込まれても「私はこのやり方のほうがやりやすいんで」って言っても大丈夫です。

そう言うと不貞腐れる先輩もいるから困ったもんですけどね。

自分の方法が一番いいのになぜやらないの?って押し付けてくるやつです。

こればかりは、先輩の指導スキルの問題って感じですが・・・・

どっちが正しいの?って思ったときは、それが基本なのか先輩の応用なのかを考えてみましょう。

まとめ

私は、患者さんに害がなく結果が同じならば、どんな方法でもいいと思うのです。

自分がやりやすいからと思っていても、相手は違うことを受け入れられないんですよね。

病棟のマニュアルに沿うことと、教えてもらった内容が基本なのか応用なのかを考える癖をつけましょう。