信用と信頼の違い
広辞苑には、以下のように書いてあります。
信用:信じて任用すること。
信頼:信じて頼ること。
うーん・・・漢字分解しただけではないか・・・
いろんなものを読んで、私が導き出したのは
信用:なにかの成果や結果に基づいて、信じて任せる
信頼:何があったとしてもその人のことを信じて任せる
掲示板の「信用できる、信頼できる先輩や上司に相談しよう」は危険
いろんなお悩み相談やコラムの回答によく出てくるのは
「信用できる、信頼できる先輩や上司に相談してみよう」
って書いてあることがあるのですが・・・
これ、本当に本当に最終手段だし、気を付けないと大変なことになるんです。
解決しないこともあるし、悪化することもある
もちろん解決してくれる時もあります。
でもたいていの上司や先輩の力量がないので、解決しないことやうやむやにされて終わることのが多いと思います。
私が相談したのに解決をせずに悪化していることを経験しています
(同期が悩んでいたことも解決せずにうやむやにされて終わったことのが多いので信用がないのかもしれないですが・・・)
本当に力量がないと、悪化することもあるんです。
相談したあとに、ちゃんと解決してなくて更に嫌な思いしたことがある人が多いのではないでしょうか?
相談なんてしなきゃよかったと思ったことがある人もいるのではないでしょうか?
次の日には病棟中に広まっている
職場内結婚をして、妊娠したことを師長に報告した先輩がいました。
でもまだ安定期に入るか入らないかくらいだったし、自分でみんなに報告したいから言わないでほしいとお願いしていたのに、次の日には師長がポロリして、病棟中に妊娠しているこことが広まってしまったんです。
師長のポロリは本当にあり得ないんだけど、あり得てしまうから怖い。
もし同僚や先輩のことで困っていることを相談して、それが本人の耳に入ることもある。
盗聴器でもあるんじゃないかって疑いたくなるくらい、なぜか広がっていたことある人はいませんか?
私の辛い経験
私が産科病棟で、お局4人と私と先輩という辛いチームのリーダーとして所属させられたときは、師長や主任に相談しても、師長はお局の味方で余計きつく当たられることになったし、主任はいつも見て見ぬふりをされていました。
その内容はなぜかお局たちに筒抜けだったんですよね。
お局たちがいないときや見られないように相談してもなぜか筒抜け。そして病棟にも広がるという謎現象が起きていました。
師長がもらしていたんだと思うけれどね。さすがの私も鬱っぽくなってましたね。
誰かに相談するときの注意点
広まるの覚悟で話し、必ず自分の要望を伝える
病棟で話したことは、広がるという覚悟を持って、話しましょう。
もう腹括るしかないです。
あなたが話したい人に話してください。
大切なのは「自分はどうしてほしいか」を具体的にちゃんと伝えること。
でもそれを実行してもらえるかは、その相手次第であることも忘れずに。過度な期待をもって話すと、実行されないことでもっと落ち込みます。
産科病棟のときは、ひたすら辛いだけで、どうしてほしいかまでは伝えられていませんでした。
どうしてほしいか伝えないと、相手の思ういい方法を実行されてしまい、結果自分の首を絞めることになる場合もあります。
だから自分はどうしてほしいかを伝えるのが大切なのです。
相談するときは、出口を必す決めて話しましょう。
自分で解決策を見つける
残念ながら自分の身は自分で守るしかありません。どんなに理不尽だったとしても、どんなに腹が立ったとしても、感情の処理をして、また働くしかありません。
自分の解決策は自分にしかわからないし、自分で選ぶしかないのです。自分がどうやったら淡々と心がフラットに働けるかを考える必要があります。
自分の本当に辛いことは何なのか?どうしたら、少しでも楽になるのか?
など、よくよく考えてみましょう。
わからなければ、病院外の人に話して、客観的に見てもらい、解決策を練ってもらうこともできます。
心身に不調が出ていたら、休んでいい、逃げていい
産科病棟でのお局たちのことは、1年も続きました。
眠れないし、食欲不振だし、出勤になると涙がでたり、げっそりしていました。
私は、その時は逃げるという選択肢を知らなかった。
とにかく仕事を休んではいけないという呪縛に縛られてどんどん自分のこ心と体を蝕んでいきました。
今なら言えます。
心や身体に不調をきたしているのであれば
即刻、休職か退職を考えましょう。自分が崩壊する前に逃げていい。
そこまで頑張らなくてもいいんです。
日本の首相もいきなり辞めても、国が動くので、あなたが病院を休んでも辞めても大丈夫です。
1か月もすればあなたのことなんて忘れます。その後のことは元気になってから考えましょう。日本なら職はなくても、死にはしません。
逃げていいんです、逃げなさい。
まとめ
病棟内で話すことは、誰かに漏れる可能性があるって思わなくてはいけないことが本当に悲しいのですが、看護師は噂話が大好きなのです。
自分の身は自分で守って、気持ちよく仕事ができるように整えていきましょう。