先輩看護師へ告ぐ

転職・異動後1か月間の過ごし方

転職・異動後1か月間の過ごし方

転職したばかりとか異動したばかりのときって、なんだか勝手がわからないし緊張するし、どこまでやっていいかわからないし、結構困ることだらけです。

看護師経験してきているけれど、その部署や病院のローカルルールややり方があるので戸惑うことばかりでした。

私が1か月間心がけていたこと

①全員に挨拶して、名前を覚える

初歩中の初歩だけれど、やはり全員に挨拶する。名前を覚えようとする姿勢も必要です。

産婦人科のクリニックにいたのですが、私よりも後に入ってきた助産師さんがその人に挨拶していなかったみたいなんです。ほかにもしていない人もいると思いますが・・・

そしたら、ある先輩が、

「私だけに挨拶がなかった」

って根に持っていて、他の同僚に愚痴を言っていたんです。さらに新人助産師の指導担当についたときには、めちゃくちゃ冷たい対応をしていて。

嘘だと思うけれど、本当にいたのでドン引きました。

こんな人はなかなかいないのですが、とにかく挨拶と名前を覚えましょう。

この先輩の思考回路がどうなっているのか分析してもわからないですね。先輩として、あがめられたかったのかプライドを保ちたかったのか・・・謎です。

②部屋や物品の場所を覚える

とにかく部屋の位置や物品の場所を把握します。はじめは物品の準備や片付けしか出来ないので、言われたときにパッと取りに行けるように、ありとあらゆる棚をあけましょう。

「取ってきます」「準備しておきます」

こんな風にいえるようになると、ただの見学とかのヒマさからちょっと解放されます。ただの処置の見学とかすごく眠くなりません?そして、知っている業務でその病院やクリニックのローカルルールを覚えるとか。

いろんなところを開けて見ておくことで、処置などで必要な物品がどこにあるかや、どう片付けるかなど少し協力できるので退屈にはなりません。

③とにかく何でもメモする

教えてもらているときに、とにかくメモしていると相手もさらに教えてくれます。たまーに「そんなことメモしなくていいから」という人もいるけれど「すぐ忘れちゃうんで」「書いたほうが覚えるんです」そんな風に言いましょう。メモとるのはこちらの自由なので。

見学しているときは、人の場所、物品の置く位置まで絵を書いたりして、イメージできるようにします。その姿勢があるだけで、印象が違います。

むしろ何メモしないような人ってレッテルを貼られると、そのあと再度確認のために聞いたりするときに、真剣に教えてもらえなかったりするんですよね。人間はいじわるだから。

④やれることを1つでも増やす

点滴の準備や物品の片付け、ごみ出しなど1つでもやれることを増やしておけば「準備しておきます」「片付けておきます」と動くことができます。やれる子と思われたいわけではないけれど、やれることがないとヒマ地獄です。

経験者で、やれることがある、1度見て、やれるものがあったら積極的に動いてしまった方がいいです。できることを増やしていくことで、早く指導から離れられて、自分のペースで仕事ができるようになります。

指導者がついているときって、いつもならできるのに、上手くいかないことってないですか?それが繰り返されると出来ないレッテル貼られてしまうし、窮屈で、いらない神経を使うので疲れちゃうんですよね。

⑤その職場のいいところを探す

今まで1人で仕事できていたのに、付き添われないと出来ないし、いろんな物や部屋の場所すらわからない、人の名前もまた覚えなきゃといろいろ出てきます。転職や異動したことに後悔の気持ちが出てくることもあります。必要とされていない感とかやりがいとかフォローがうざいとか自分の無価値感というか・・・仕事に張り合いがないってかんじかな。

そんなときに「前の方が良かったかも」って思ったりしちゃいます。前の職場と比べるよりも、今の職場のここがいい、ここが好きって考えられると、ちょっと気分があがります。

あなたはいるべくして、そこにいるのです。

だいたい3か月もするとちゃんと仕事できるので大丈夫です!

絶対やめておいた方がいいこと

これはこちらの記事にも書いてありますが、

前の職場は、こうだった

を出すことです。これは本当に印象が悪くなってしまいます。

そこの病院やクリニックのやり方に順応できるようにしましょう。そして、前の職場のことを聞かれたら工夫として伝えてあげてください。

まとめ

新しい職場を何度か経験しておりますが、やっぱりストレスフルなんですよね。自分のペースで仕事が出来なかったり、指導者がついたり、出来ないことが多いって。

大抵3か月くらいしたら一通りできるようになり、6か月でだいたいの流れがつかめるのではないでしょうか。そこまでにどれだけ指導の手が離れるかが重要ですね。少しでも早く、楽しく仕事ができますように。