相談への回答

理想の看護師像もやりたい看護もモチベーションもなくていい

理想の看護師像もやりたい看護もモチベーションもなくていい

相談

看護師7年目です。

自分の次の目標がわかりません。

どんな看護師になりたいのか・・・・やりたい看護はなんなのか・・・・

自分が次どんなステップを踏んだらいいかわかりません。

次の目標がないことは、だめなこと?

今の職場や仕事内容に不満があるのでしょうか?

もしかしたら、7年同じ部署に居てマンネリ感を感じているのかもしれません。

でもそこで働いていることが辛いですか?

淡々と仕事がこなせるようになっている状態がダメなことでしょうか。

私は、仕事がこなせて自分が楽しかったり、辛くなく働けているなら、そのままでいいと思っています。

その状態のなにが悪いのでしょうか?

看護師は、ステップアップすることがあたり前のような風潮がありますが、今の職場や仕事が楽しかったり、辛くなく働けているならば、無理にする必要はないんです。

その職場を極めるということでいいじゃないですか。

次の目標がないことがダメだと思っているのはあなただけです。

どんな看護師になりたいとか、やりたい看護もなくてもいい

 

これも掲示板でよく見かけるのですが、

極論なくてもいいんです。

患者さんや同僚や他職種に迷惑が掛からず、淡々と必要な仕事をしているならいいんです。

保健師・助産師・看護師法第5条

この法律において「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。

これに基づいた仕事をしているだけでいいんです。やりたい看護は、診療科に即した看護を提供できていればいいんです。これ以上でも、これ以下でもないんです。

もう7年もできているのだからハナマルです。

こんな時こそ、自分の看護観を言語化してみる

それでもなんかモヤモヤするっていう人はこの記事にも書いたのですが、こういう疑問が出てきたときに自分の看護観を言語化するのが有効だと思っています。

患者さんや家族に接するときや、ケアをするときに

・何を大切にしている?

・何を譲れない?

・何をこだわっている?

・何をついつい気づいちゃう?

 

それを、ノートに書いてみましょう。

頭の中ではなくて、紙に書いて、目に見える形でだしてみましょう。

 

あとは、自分が看護師になりたいと思ったきっかけを思い出しましょう。

段々と、自分がしてきた看護が言語化されていくと、どんな看護師になりたいか、どんな看護がしたいか見えてきませんか?

 

今の仕事場でそれは満たされていますか?満たされていませんか?

満たされているなら、そのままでいいんです。

満たされていないなら、それを満たすにはどうしたらいいか考えてみましょう。

モチベーションが上がりません

7年もやっているならば、きっと一通りの仕事ができると思うので、なんだかマンネリ感を感じている可能性もありますね。

毎日同じことの繰り返しで、モチベーションが上がらない。新人やわからないことがあって必死に勉強してきたときは、大変だったかもしれないけど、充実していたのではないでしょうか。それが年数を重ねれば重ねるほど、減少していって、マンネリ感やモチベーションが上がらないということになります。

だから、次のステップを!やりたい看護を!どんな看護師になるか!モチベーションがほしい!

って思ってしまうんですよね。

モチベーションなんてなくていいんです。

モチベーションは上げるから下がるんです。

毎日フラットな気持ちで過ごせていたほうが、心的負担は少ないのです。

看護師の仕事でモチベーションをもたなくてはいけないのでしょうか?

 

プライベートを充実させる

必要な看護を淡々と提供して、プライベートでモチベーションを上げることを作ったり、プライベートを楽しんだらいいじゃないですか。

今の仕事に不満がないならば、プライベートの次のステップアップを考えましょうよ。

どんな未来を過ごしたいですか?

どんなことがワクワクしますか?

新しくやりたいことはなんですか?

次のステップアップは、看護にこだわる必要はないのです。

その科が一通りできるようになった目安

日勤と夜勤のリーダーを任せられて一人でできるようになったとき

その科をやり切ったと思うのは、日勤と夜勤のリーダーを任せられるようになったときなんですよね。

リーダーをするというのは、その科のある程度の知識があって、処置につけるようになって、他の人のフォローもできるようになっていないと任せられないんですよね。

病院によっては、ラダーを取得していないとリーダー出来ないとかありますが、それならラダー取得して、リーダーをできるようになっていないと一通りできるようになったとはいいがたいですね。

そんな目安をつけつつ、極めてもいいし、楽に働き続けていてもいいし、新しいところに挑戦してもいいんです。

まとめ

看護師って、大義名分を探しがちですが、そんなことないんですよね。

ただの仕事だし、その大義名分を探すことで苦しくなってしまう人が多いんですよね。

「いいよなくて」って思います。看護師は道具であり、自分の人生にどう使うかは、自分で決めたらいいんです。だって道具ですから。