新人看護師

自分で自分を守る。職場の人間を信用してはいけない場面

あいこ
あいこ
看護師10年目のあいこです。
今日も看護師で人生勝ち組論行ってみよー!

こんな場面ありませんか?

 

たまに自分の仕事を

「○○さん、これやっておきました」

とか言われることあると思います。

 

頼んでない前提でね。

この時、あなたならどうしますか?

 

1.「ありがとう」と受け取って、そのままにする

2.「ありがとう」と受け取って、いなくなってから確認する

3.「ありがとう、無理してやらなくて良かったのに」って若干迷惑がるが、そのままにする

4.「ありがとう」と言っておきながら、「余計な仕事しやがって」と思う

5.その他

 

 

一度考えてみてほしい。

あなたならどう反応しますか?

 

 

 

信用してはならない

 

実は、2が正解なのです。

 

もちろんそのやってくれた人の好意と事実は受け取ってください。

この気持ちはとても大切です。

だけど、そのやってくれたい仕事内容については

 

絶対に確認しなきゃだめです!

 

これ、テストに出ます。(嘘です)

やっておきました!を信じて失敗した事例

安全帯をつけてくれた後輩

危険行動があって、挿入物を自己抜去する可能性のある患者さんの清潔ケアをしていた。

清潔ケア終了後に後輩から「両上肢安全帯止めておきました。」と言われてそのまま退室した。

安全帯がちゃんと止まっていなくて、経管栄養のチューブを自己抜去された。

 

これは、自分で安全帯が止まっているかちゃんと確認しなかったのが落ち度。

後輩も自分もすごく嫌な思いをすると思います。

安全帯の止め方は決まっていたりするけれど、やはりその人個人の動きがあって安全帯を止める工夫が必要になってくる。

相手がしてくれていたとしても、必ず確認することや安全帯を止めることを任せたりしないほうがいいのです。

処置準備をしてくれた同期

「〇〇処置の準備しておいたよー」と同期に言われて安心していた。ナースコール対応に追われて、処置の物品を確認せずに処置を開始すると物品が足りない。

足りない物品を取りに行くが、在庫がなくて処置がスムースに行えなかった。

 

これは、自分で処置の準備をしながら流れをイメージして準備していないと、患者さんに負担がかかったりしてしまう。先生も戸惑ってしまい、あまりいい印象ではなくなってしまう。

自分のやったことではないけれど、これは処置の担当者である自分の責任になってしまう。

同期とも気まずい雰囲気になってしまう可能性がある。

なんで、やっておきました!を信じてはいけないか?

相手の「やっておいた」と自分の「やっておく」の相違が起きる

 

相手のやっておきましたの、

 

仕事をやった

 

については、あなたが望むような形ではない可能性が高いのです。

仕事の責任は自分にある

仕事の責任は、自分なのだから、いくら

「誰さんがやってくれました」って言っても通用しないのです。

 

その仕事の責任は、自分であり、その人ではないです。

善意でやってくれているのだろうけど、その人をインシデントに巻き込んでしまう可能性もある。

そしてそういう時に限って、大きなミスや事故につながることもある。

あーなんで、あの時確認しなかったんだろう

 

と後悔するくらいなら、必ず確認しましょう。

 

自分で仕事を依頼した時はもちろんですが、その仕事を頼んでいないけど、その人の善意・好意でやっておいてくれた場合でも同じです。

もし仮に、任せたなら、最後にチェックしないと痛い目にあってしまうのです。

やっておきました!と言われたときの対応

やってくれたことに対しては必ず、感謝する

どんな形であれ

あなたが楽になるだろうから手伝ってあげよう!

という、好意で仕事を手伝ってくれているのです。その気持ちに対して、必ず感謝しましょう。

ただの感謝ではなくて、具体的に

どれだけ助かったか、気づいてくれたことなども一緒に伝えられるようになるとなお良しです。

また手伝ってくれるときは声をかけてほしいと伝える

お互いが、嫌な思いをするのを避けるためには、未然に防ぐことです。

例えば、

〇〇してくれて本当にありがとう。その時間で〇〇出来ちゃって助かったよ。今度手伝ってくれる時には伝えてもらえたら、予定の調整もできるしさらに助かるからよろしくね!

みたいな。事前に伝えてもらえたら、どうやってほしいかとか、いつ確認に行こうとかも予定が立てられるようになるのでいいと思います。

自分の目で必ず確認する

これは絶対してください。どれだけ指示をしてやってもらっていても、言葉のニュアンスとか理解度で仕上がりが違うことがあるので、事前に頼んであっても、厚意でしてもらっていたとしても絶対に確認してください

自分がほかの人の仕事をするときも注意する

業務を請け負う前後には声を必ず声をかける

自分がフリー担当とかになっていたときに、人の仕事を請け負う時には必ず確認してください。ただ「これやっておきますね」ではなくて、「何をどうやってどの状態にして」など聞ける範囲で確認してください。

人の仕事を請け負って、業務を終了したときには

「〇〇終わったんですけど、あとで確認お願いします」

の一言を言っておくだけで、違います。

まとめ

仕事を手伝ってもらえるのはありがたいし、手伝って早く終わるならいいと思いますが、そこに大きな落とし穴があるので、皆さん注意ですよ!