先輩看護師へ告ぐ

先輩看護師に伝えたい!人間関係の改善方法は「お・ひ・た・し」にある

 

あいこ
あいこ
看護師10年目のあいこです。
今日も看護師で人生勝ち組論行ってみよー!

先輩看護師は、新人指導やフォローの時になんでイライラする?

 

2・3年目ごろになると、新人のフォローや指導についたり、プリセプターを任されるようになってくる。

ここでどうフォローしていいのか?どう教えたらいいのか?

と悩むことが多い。その時に思い出すのは、自分がされてきた指導方法だけ。

・見て盗め系

・根拠も教えてもらえず適当

・考えることなく言われるがままやるだけ

などなど。どう教えていいかわからないのにいきなりその役割が回ってきて

自分が受けた指導をそのままするしかない。でも後輩ができないと自分のせいにされて、嫌な思いをする。

いちいち聞いてくるのがうっとおしくなってしまって、辛くあたりたくなってしまう。

相手にもイライラしてしまうし、出来ない自分にもイライラしてしまって悪循環になってしまいますよね。

でももう大丈夫!

ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)の続き

 

よく新人教育のときに

ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)

が大切と言われてきたと思います。

その先があるのは知っていますか?

ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)

をされた人が、相手に返すときは

お・ひ・た・し

のです。

報告されても、そのあとにどう対応していいかわからない

連絡してもらっても、そのあとにどう対応していいかわからない

相談してもらっても、そのあとにどう対応していいかわからない

これが、指導やフォロー出来ない原因なのです。

先輩看護師が使うべき「お・ひ・た・し」とは?

お:怒らない

 

新人の時に、ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)したら

・逆に怒られた

・怒られそうで報告できなくて、さらに状況が悪化してより怒られる

そんな経験ありませんでしたか?

 

そんな報告しなくていいから!

それで、私にどうしてほしいの?

はぁ・・・もういいわ。

 

とか言われたことないですか?

ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)したらまた言われそうで、言えなくなったりした経験ないですか?

これやってないですか?やっちゃだめですよー!

怒ったところで、何もいいことないです。怒ってなにか解決しますか?

もちろん患者さんに危害が加わるようなときもあると思う。でもそこでも怒ったところで変わらない。

怒らずに、思考・判断・行動を整理してあげましょう。

これが重要です。

ひ:否定しない

 

ほうれんそうしたのに、

 

なんでそんなことしたの?

どうしたらそんなことできるの?

 

などと否定されたことありませんか?

自分の経験や判断が間違っていたのではないかとものすごく落ち込んだことはありませんか?

相手には、相手の考えがあるのです。

自分にも、自分の考えがあるのです。

相手の考えを否定せず、理解する努力をしましょう。

ちゃんと相手の思考過程を聞きましょう。

また自分の考えを押し付けるのも違いますのでご注意を。

否定して良くなることってありますか?

た:助ける

 

新人のときに、勇気を出してほうれんそうしたのに、質問責めにあったり、スルーされた経験ありませんか?

怒らず・否定せず聞いたあとは、

相手がどうしてほしいのかを導きだせるように関わりましょう。

ただのほうれんそうなのか、何か助けてほしいほうれんそうなのかちゃんと聞きましょう。

すぐに理解して、助けてしまうのも相手の成長にはなりません。

相手が何をどう助けてほしいのかを言語化できるようになると成長のスピードが速くなります。

それができるように訓練をするのが、先輩看護師やフォロー看護師の必要な関わりです。

し:指示する

「し」にはたくさんの意味があります。

指示する

相手のアセスメントの能力や経験値によって考えつかないこともあると思います。

病院のルールがわからないからこそ、困ることだったり、判断に迷ったりしているときには有効です。

強制ではなくて、指示内容の理由や根拠も教えてあげることでより、あなたの信頼度がアップします。

指導する

指導は一方的に行うものではありません。

なぜその考えに至ったのかを理解したうえで、修正をするイメージです。

次からどのように考えたり、判断したらいいかを導いてあげてください。

 

信頼する

結構難しいのですが、相手のことを信頼して任せることも大切です。

だんだん手を放していくことも成長には重要なことです。

 

賞賛する

見落としがちなのが、賞賛する。

たった一言

「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)してくれてありがとう」

「ちゃんとできているから大丈夫だよ」

そんな一言で、後輩は安堵するのです。大げさにする必要はなくて

「あなたはできているよ。大丈夫」

ということが、後輩の自信にもつながり、モチベーションにもつながっていきます。

 

まとめ

ほうれんそうの内容によって、自分が相手に対してどうしたら、相手の成長につながるのかを判断します。その判断する能力の振り幅が、あなたの器の広さ、知識の広さ、信頼貯金につながっていきます。

看護師で人生勝ち組論

後輩からのほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)には

お(怒らない)・ひ(否定しない)・た(助ける)・し(指導・信頼・賞賛)を心がける