相談
自部署に経験者の方が入職してきました。以前の経験に任せて勤務してもらっていますが、確認ミスや観察ミスが続いています。言いたくはないけれど、そのせいでステったのではないかと疑いたくなることがあります。プリセプターではないのですが、たまにフォローにつきます。
大切なところを確認しようとしてもはぐらかされてしまいます。何度も聞いてやっと聞けたら全然出来ていませんでした。プリセプターの人も工夫しているようですが、うまくいきません。師長に相談しても、改善されることはありません。どうしたら改善してもらえるのでしょうか?
自分の身を守ることを優先する
イライラしてパフォーマンスが落ちないようにする
その人のせいで、自分のイライラが募り、自分の仕事やメンタルに影響が出ないようにしましょう。そういう人は、残念ながらあなたが思っている以上に何も考えていません。周りが困っていることも気にかけていることも気づいておりません。
周りがどれだけどれだけ考えていたとしても、本人は本当に「無」「気が付けない」なんです。
その人が変わらないことや気になってしまうーーーって思って、職場でも家でもイライラする人がいるのですが、自分の時間や精神、思考を奪い、自分のパフォーマンスが落ちるので、まずは自分を守りましょう。
例えば
・一緒に働いているときは、極力同じ空間にいないようにする
・自分の仕事を優先して終わらせるように努める(無理に手伝わない)
・フォローがついたときは、自分の身を守るようにチェックしたりする
・それすら嫌なときは「何かわからないことがあったら必ず聞いてください。」と念を押して放つ。時々声をかける。そしてミスしやすいとこなどは必ず確認する。場合によっては詰めていい。
その人に任せることと任せないことをきちんと線引きする
どうしてもフォローにつかなくてはいけないときには、自分が行わないと患者さんが危険と思うことは任せない。
フォローなので、相手を成長させるというミッションは無視していいです。自分がインシデント・アクシデントに巻き込まれないように終わりにすることを目標としましょう。
教えなくては・・・と思って伝えても、相手は自己流の事故流でやると思うんです。だったらその日を穏便に済ませられるようにしましょう。
仮に「その処置私できます。」などと言われても「私がやりたいんで」「見学でお願いします」ということで、乗り切りましょう。
フォローや指導をしてみて自分に手に負えない場合や精神的に良くない場合は、その役を降りる
これ結構できない人がいるんですけど、自分なりに工夫し手を変え、品を変えていろいろしても「もう無理だ」って感じるならば、その役を降りてください。
そんなわがままなこと出来ないとかいう人がいるのですが、わがままではなくて、自分と相手のためです。
人には相性があります。人としての相性が合わない場合もありますし、フォローや指導をしていくうちに自分も相手もシャッターを閉めることがあるんです。
その状態になっているのに、どれだけ労力をかけても、相手は受け取らないし、変化なんてしませんよね。
もうその状態である場合は、お互いのためにならないのでその役を降りましょう。役を降りることで周りから何か言われるかもしれません。でもあなたは、十分やってきての選択です。
何か言うくらいなら、あなたがやって!って思って無視です。
仮にフォローを降りることができたとしても、相手の人とも業務上は普通に接してください。←これマジ重要
フォロー降りたし、気まずいと思いますが、業務上は普通に接してください。休憩中やその他は別に仲良くする必要がありません。でも業務に支障が出るような行動はやめましょう。
相手が、無視したり、業務に支障が出るようなことをしてきたときは、毅然と対応しましょう。
他の人に押し付けてしまっていいの?
いいんです。これも、あれも、どれもやったけど、どうしてもわかってもらえなかったんですもの。いいんです。
相性もありますし、他の人なら聞く可能性もあるし、聞かない可能性がある。
聞かないことが続いていくと、病棟全体で匙を投げます。
重要な患者さんを任せることもなくなりますし、軽症者や雑用しか任せられないなど、その人の扱い方が決まってくると思います。
それじゃかわいそうとか言う人もいると思いますが、可哀そうなことないんです。自業自得です。
主任や平の看護師が全員匙投げて、最終的に師長がどう対応するかだと思います。相談者の病棟の師長は匙を投げてそうですね。でも病棟から匙を投げられていて、満足な仕事も出来ないならば、察して退職するか、気が付かずに勤務し続けるかだと思います。
勤務し続けている場合は、扱い方が何となく決まっているので、それにそって、その人には期待しないがいいですね。
まとめ
みんな成長させなきゃ、一人前にしないとって思いがちだけど、自分で匙を投げることも必要だし、どれだけ指導しても変われない人もいるという事実があることも知っておく必要があります。